動揺性肩関節(どうようせいかたかんせつ)について
ルーズショルダーともいわれ、肩の関節が緩いことで肩の痛み・不安定性が起こるものです。
特に若い女性で、両方の肩に起こることが多いです。
野球選手・バレーボール選手など、肩をよく使うスポーツ選手でも発生します。
不安定性の程度によって、亜脱臼や脱臼が発生することもあります。
動揺性肩関節が起こる主な原因とは?
動揺性肩関節の原因は不明で、諸説あるのが現状です。
野球選手やバレーボール選手に多いこともあり、過度の肩の使用も関係していると言われています。
また、ケガや病気によるものありますので、その場合はケガや病気に対して施術をする必要があるでしょう。
その他、生まれつき・骨格・遺伝なども言われていますが、はっきりした原因は分かっていません。
動揺性肩関節の症状ってどんなもの?
症状は名前の通り、肩関節に動揺性が発生します。
肩を動かした時に不安定感が現れ、痛みを伴うこともあります。
また、腕を挙げるとガクッとなる「スリッピング現象」が出現するでしょう。
普段から肩の痛みや重だるさ、疲れを感じている方が多いです。
肘を90度にした状態で腕を押し下げると、肩の前側に凹みができるのですが、これを「サルカス徴候」といい動揺性肩関節と判断するのにとても重要な所見となります。
動揺性肩関節の効果的な施術はある?
動揺性肩関節は、肩の関節周辺のインナーマッスルが筋力低下し不安定性が発生しているため、筋力トレーニングが効果的です。
インナーマッスルとは関節を安定化する筋肉で、普通の筋トレと異なり少ない重量で回数を多く行うとインナーマッスルを鍛えることができます。
しかしながら、少ない重量で回数を多くしつつ、かつ長期的に継続しなければならないため、地味で中々続けられません。
そのため、鍼施術・マッサージ・運動療法・ストレッチを行い、インナーマッスルを補助していきます。
電気バリは直接インナーマッスルに刺激できるため、効果が出やすくおすすめです。
とりあえず関節の安定性を高めたいという方は、テーピング療法が良いでしょう。
根本的な施術にはならないですが、すぐに関節の安定性が高まります。
まとめ
ルーズショルダーや動揺肩とも呼ばれる動揺性肩関節は、症状が特徴的ですので見つけやすいですが施術の効果が出にくいです。
前述の通り、インナーマッスルを鍛えるには長期的かつ継続したトレーニングが必要です。
よって、インナーマッスルに対する施術を併用しながらトレーニングを進めていくことが重要となります。
痛みで困っている方は、一度近隣の整骨院・接骨院や医療機関に相談してみてください。
当記事が、皆さまのお役に立てれば幸いです。
ヒグチ整骨院・鍼灸院について
当院では、症状となっている原因を的確に特定し、根拠のある施術を心掛けております。
原因がわからなかったり施術範囲外の症状だったりした場合は、精密検査を依頼することもあります。
どこに行っても変わらない・ちゃんとした整骨院で施術されたい・関西圏にお住まいの方は、ぜひ当院にお越しくださいませ。
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